就活の"不安"を"自信"に変えるための3つの方法 |青山学院大学ソフトテニス部主将
この記事でわかること
誰よりも心配性で就活が"不安"だった、青学ソフトテニス部主将十九浦さん。不安だからこそ、「ブレない軸」「とにかく行動」「自分の選んだ道を正解に」の3つを体現することで、納得して就活を終えました。
そんな彼女の経験を元に、これから就活を始める学生に向けて、就活の"コツ”と取り組み方をお伝えします。
目次 [非表示]
はじめに
「就活って何から始めれば良いのか分かんない」
「私って何がやりたいんだろう」
「本当に内定もらえるのかな」
「大手とベンチャーってどっちがいいんだろう」
今回この記事を読んでいる方々の中には、このような不安や焦りの気持ちがある方が多いと思います。
私も当時はこのような気持ちがありました。
だから、その不安や焦りは、あって当然の感情です。なぜなら、就活というのは、これからの人生を決める大事なことであり、また初めて挑戦することだからです。
しかし、就活を始めてからこの問いに対して、答えは“自分の中”にしかないということに気づきました。
価値観は人それぞれで全く異なるからです。
むしろ、自分自身しか答えは出せない、ということを学びました。
その答えを出す際に、周りからの評価を気にしてしまうという気持ちもわかりますし、就活をはじめた当時の自分もそうでした。
今回は、このような不安や焦りの気持ちに対して、どのように答えを出したのか、また私が就活を通じて感じた大切なことを3つ紹介します。
不安を取り除くために大切にしていたこと
私は、就活において大切にしていたことが3つあります。それは、
①ブレない軸を持つこと
②とにかく行動すること
③自分の選んだ道を正解にすること
です。
①ブレない軸を持つこと
就活を始めると、この言葉はよく耳にします。しかし、どれだけの人が本当に自分の将来の描く姿や価値観と向き合って就活をしてきたでしょうか?
私は、就活を始めて間もない頃は、大手企業に入りたいとばかり思っていました。ただ単に、大手に入ることが凄い(周りから見て)と思っていたからです。また大手に入れば何だかんだいい感じにキャリアが積めると思っていたからです。
しかし、就活を通じて様々な人に出会い、色々な本を読み、自己分析を経て自分について真剣に考えていくうちに、このような考え方は私には合っていないと気づきました。
では、なぜ私には合っていないと思ったのか。
それは、圧倒的に成長したいという想いがあったからです。
圧倒的に成長するためには、仕事を通じてなりたい自分に一歩でも早く近づき、20代での圧倒的な成長が欠かせないと思っています。また、本当にやりたいことを見つけて、自分にしかできない価値を世の中に残したいと思ったからです。
「成長」という言葉をどのように定義するかは、人それぞれの価値観なので、10人いれば10通りの成長の定義があっていいと思います。
あくまでも、私の価値観の話ですが、私は人が「成長」する時は「責任」ある仕事を任された時だと思っています。
私自身、16年間ソフトテニスをしていますが、大学で初めて主将という立場を務めました。
その時、練習内容や試合に出る選手など、ほとんど自分が決めていたということもあり責任と共に負けたらどうしようというプレッシャーがありました。そんな中で、チームが勝つためにはどうすべきかを考えて行動し、良い結果を出すことができたとき、今までにないほどの嬉しさ、自信、成長を感じることができました。
そして、成長は自分の可能性を広げてくれるものだということにも気づきました。
このような経験から、「責任」無くして「成長」はできないと考えています。
確かに大手企業でも、自分次第で成長はできるし、大きい案件に関われば、自分の価値を世の中に残すことも可能だと思います。
しかし、その成長スピード(具体的には入社3年目までの役職につける割合)を考えた時に、積極さがあれば任せてもらえる環境や、失敗してもいいからとにかく挑戦させてくれる、ベンチャー企業の環境は、圧倒的に高スピードで人を成長させてくれると感じています。
大手に受かれば、周りからは「凄い」とか「将来安定だな」とか言われて、その時はなんだか嬉しい気持ちになると思います。
しかし、本当に「安定」なのでしょうか?
終身雇用が無くなり、AIに置き換えられる仕事が増え、人生100年時代、個の時代と言われている現代において、本当に大手企業に入ることが「安定」の選択なのか?
と疑問を抱き、
これからの時代に求められている人材は、個人として活躍できる人間だ、と自分の中で答えを出しました。
つまり、自分で考えて自分で自分をブランディングしていく力が必要になってきます。そのためには、若いうちに沢山の経験を積み、成長していくことが大切だと思いました。
だから私は、大手企業で働いた3年後の自分とベンチャー企業で働いた3年後の自分を想像したときに、どちらが成長できるか、また市場価値の高い人間になれるかと考えて、ベンチャー企業を選択しました。
実際に、選考を進めていく中で私は、大手企業は一切受けませんでしたが、周りには大手企業を志望している友達が半分以上だったため、この判断に不安を覚えることもありました。
しかし、自分の中には明確な将来像があり、仕事を通じてどんな人間になりたいのかと言う目的があったからこそ、周りの声に惑わされることなく就活を進めることができました。
長々と書きましたが、つまりは「明確な軸を持ち、将来なりたい自分というものを想像して、周りの声に惑わされずに就活をしてください」ということです。
将来なりたい自分の姿や大切にしたい価値観が大手企業で叶えられるのであれば、迷わず大手企業に行くべきだと思います。
でも、どこかでズレているなとか迷いを感じたら、自分と向き合って考えてみて下さい。
人それぞれ大切にしたい価値観は違います。
だからこそ、答えは"あなた"の中にあるということを大切にして取り組んでみて下さい。
②とにかく行動すること
なぜ私が“ブレない軸を持つこと"を大切にしてかというと、とにかく「不安」だったからです。就活という、今までにない環境に挑み、何をすれば良いかわからない、そして本当に行きたい企業から内定はもらえるのかという不安がありました。
私が、早い時期から自己分析を始めたりOB・OG訪問をしていた源泉は全て「不安」だったからです。
今になってこそ、このような就活記事を書いていますが、当時は不安すぎて自信が無く、なぜ自分には自信がないのかという自己分析までしていました。
今皆さんにも、このような就活に対する不安が少なからずあると思います。そんな時には、その不安が自信に変わるまで行動してみて下さい。
スポーツで試合前日に緊張や不安を感じたら、とにかく納得いくまで練習したり、先輩や同期に不安な気持ちを聞いてもらったりすると思います。(少なくとも私はしていました。笑)
それと同じです。だから、とりあえず行動してみて下さい。
行動すれば成功もするし失敗もします。ただ、行動した結果の失敗からは学べることがあります。しかし、行動しなければ失敗という結果しか生まれません。
就活は、ある意味答えのある活動です。圧倒的に行動すればするだけ結果はついてきます。だから、何度も言うようですが、自分から行動して下さい!
何をどう行動すればいいのかについては、具体的な取り組みの所で説明します。
③自分の選んだ道を正解にすること
自分の選んだ道を正解にするとはどういうことかというと、自分の選んだ道、つまり自分の下した意思決定に対して、全力を注いで生きることです。
冒頭で述べたように、就活の答えは自分自身しか出せないです。
だからこそ、
電通に行けば正解、伊藤忠商事に行けば正解、リクルートに行けば正解、マッキンゼーに行けば正解、というような正解は存在しません。
大切なのは、その選んだ道を正解だったと言えるくらい、全力で取り組むことです。正直、仕事を経験していない、新卒にとって何がやりたいのか、どんな仕事が自分には向いているのかなんてことは、自己分析をした程度では分からないと思います。だからこそ、私たちの心の中で唯一変わることのない、価値観というものをもとに就活を進めていくことが大切だと感じています。
周りがなんと言おうと、家族に反対されようと、自分が選んだ道ならば、自分で責任を持って歩めるはずです。
この記事を読み1人でも多くの方が、自分の価値観をもとに就活を進め、選んだ道を正解にして行ってくれたら嬉しいです!
具体的な取り組み
10月
面談、合説、1dayインターン、自己分析
11月
面談、合説、1dayインターン、自己分析、OB・OG訪問、読書
12月
面談、1dayインターン、自己分析、OB・OG訪問、読書
1月
面接開始、面談、OB・OG訪問、自己分析、GD対策、面接対策、読書
2月.3月
2次面接以降、面談、自己分析、面接対策、読書
3月
内定、読書
5月
内定承諾、読書
面談
1ヶ月に1回は必ず行なっていました。なぜなら、人に会うことで就活に対するモチベーションが上がるからです。また、友達や先輩など、とりあえず人に会い話をすることで、思考が深まるので、分からない時は迷わず人に相談することをオススメします。
合説
1日で複数の会社を見れるため一見メリットが多いように思えますが、目的を持って行かないと無意味な1日になります。業界が絞れていない最初のうちは、とりあえず興味のある業界の話を聞き、良かった点・悪かった点をノートに書き出し、自分の価値観形成に役立てました。合説に行って話を聞いて終わりの人がほとんどですが、合説はこの作業をやってこそ意味があると思います。
自己分析
最初『絶対内定』という名書を使用していましたが、正直本質的な自己分析はできなかったです。なぜなら、ただ事実を書き出すだけで、その先の何でそう感じたのかまで踏み込めていなかったからです。そんな時に、『メモの魔力』という本と出会い、「具体→抽象→転用」という思考を用いて本質的な自己分析をすることができました。マジでオススメです、この本。ちなみに前田裕二さんの『人生の勝算』もオススメです!
面接
自己分析をもとに一貫性を持って話せるようにしました。また、友達に言って驚かれたことで言うと、逆質問の最後に担当面接官に「私と話してみてどうでしたか?」と言う簡単なフィードバックを毎回貰っていました。企業は不採用の学生に対して、お祈りメール1つで縁を切ります。だからこそ、直接フィードバックを貰うことで、何が良くて何がダメだったのか、また面接官にはどのように映っていたのかなどを知ることができたため、失敗を活かしてやっていくことができました。
読書
本格的に読み始めたのは12月頃で、正直遅かったなと思っています。本を読めと言っても、何で本を読むことが大切なのかが分からないと、誰も読んでくれないと思うので…。何で本を読むことが大切なのかと言うと、思考が深まるからです。何で思考を深めることが大切なのかと言うと、就活では言語化する能力が非常に大切で(ESでの言語化、面接での言語化)その能力の根本にあるのは深い思考力だからです。また、現代に何が求められているのかなども分かるため、今から1ヶ月に3〜5冊くらいは読んでおくと良いです。私は月に15〜20冊くらい読んでます。
少しでも本に興味のある方は、私のインスタのブックアカウントから読みたい本があったら読んでみて下さい↓
おわりに
私がこの記事を執筆したのには理由があります。
それは『この記事を読んでくださった方の心を動かし、少しでも影響を与えたかった』からです。
ここまで散々皆さんに、価値観だの、ありたい姿だのと言ってきましたが、私の価値観は
「人に影響を与え、人の心を動かせる人間」になることです。
今までの人生で多くの人に影響を与えられて生きてきたからこそ、今度は自分が他の誰かに影響を与えていきたい、その第一歩として今回この記事を書かせてもらいました。
この記事を読んで下さった1人でも多くの方が、自分の将来について真剣に考えて、就活をしていただけると嬉しいです。
長々と最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
就活に納得感がない2020年卒体育会学生
就活がうまくいっていない方、内定はもらったけど少しでもモヤモヤする・・・という方はぜひ面談にお越しください。
“納得”して就活を終えるために、一緒に価値観と向き合いましょう。
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