Twitter運用事例|鹿屋体育大学サッカー部

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2019年05月29日

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この記事でわかること

・Twitter運用の組み立て方
・企画の考え方
・鹿屋体育大学サッカー部の投稿事例

はじめに

鹿屋体育大学サッカー部SNS運用の全体像についての前提を知りたい方は、まずこちらの記事をご覧ください。


この記事では、鹿屋体育大学サッカー部のツイッターの運用事例について紹介していきます。

鹿屋体育大学サッカー部は2014年4月からTwitterの運用を開始しています。

2015年は約1,300人、現在は3,100人を超える方々にフォローいただいています。

Twitterを運用しているが、どんな投稿をして良いかわからない方の参考になれば幸いです。

まずはTwitterについて知ろう!

Twitterの特徴

Twitterの特徴は以下の通りです。

 ・文字数に制限あり(140文字)

 ・写真(1投稿につき、4枚まで)

 ・動画(2分20秒まで)

 ・“リツイート機能”があり、拡散性の期待大

 ・リアルタイム性


この特徴からTwitterはリアルタイムで簡潔なコミュニケーションが可能なSNSという認識を持ち、運用していました。

鹿屋体育大学サッカー部のTwitter運用事例

運用中意識していたこと

上記のTwitterの特徴を意識し、運用していました。
ターゲットは、まだファンではない人からファンまで幅広く想定し、企画ごとにターゲットを考えていました。基本的にはファン向けの投稿になります。ファンを起点にファンではない人までサッカー部のツイートを届けたいと考えていました。
より多くの方に鹿屋体育大学サッカー部のTwitterを楽しんでもらうために、フォロワー起点での拡散(リツイート)によって、何人フォロワーが増えたか、投稿のいいね数からどれくらいの人がその投稿を満足してくれたかを確認していました。他にはインプレッション数やエンゲージメント総数も見ていました。この指標と結果はTwitterアナリティクスや各Tweetのツイートアクティビティで見ることが出来ます。

具体的な投稿内容

投稿の種類を大まかに分類すると「試合に関する投稿」と「チーム・選手紹介に関する投稿」の2つに分類できました。

それでは今からそれぞれの投稿について事例を用いながら紹介していきます。

試合に関する投稿

試合に関する投稿では、4つの投稿に分類されます。「試合告知」「試合前の投稿」「試合中の投稿」「試合後の投稿」に分けられます。試合に関する情報を時系列で投稿していくイメージです。ファンに向けて投稿し、ファンを起点にファンではない人までツイートを届けたかったです。選手の友人や知り合いまでツイートが届くとエンゲージメントが高まりました。

試合告知

画像は試合の告知画像を使用し、文章に試合の詳細を記載して投稿していました。試合の約1週間前と3日前に投稿していました。1週間前の試合告知と3日前のリマインドの様なイメージです。これは複数の投稿によって試合があることを意識付けさせることが目的です。投稿する時間帯は朝昼夜でどの時間帯が一番インプレッションが高まるか想定し、投稿した後にTweetアクティビティを分析し、インプレッションの高くなる時間帯を探していました。


スタメン発表

このタイプのスタメン発表は全国大会時のみ使用していました。

投稿で使用する画像は選手のプロフィールとプレー中の写真を使用し、文章にキックオフまでの残り時間・試合情報を記載し投稿してました。選手の情報を知った上で試合を観戦してもらう事で、より試合を楽しんで欲しかったです。

マッチデイプログラム

画像はマッチデイプログラムの画像データを使用し、文章に配布される試合の情報とキックオフまでの時間を記載し、投稿していました。来場者限定のマッチデイプログラムを画像データ化し、共有することによってSNSで試合を観戦される方に少しでも試合を楽しみにしてほしかったです。

入場シーン

入場前にスタメンとベンチメンバーがハイタッチしている光景を動画におさめて投稿しています。動画だと、試合前の緊張感や選手の真剣な表情が伝わりやすいと思います。ファンの方へ選手の声や真剣な表情が伝えるためにこの様な動画を投稿していました。

スタメン写真・キックオフ

キックオフ時にスタメンとベンチメンバーの写真を投稿していました。

得点・失点

試合が開始してからはPlayer!と連携し、試合に動きがあるたびにPlayre!から投稿しています。Player!では、プレーの詳細などTwitterの試合速報では


選手交代

画像は選手交代で出場する選手のプロフィール画像を使用し、文章に試合情報と交代する選手たちの名前を記載して投稿していました。入場する選手がどのような選手か知ってもらうことが目的でした。

画像・テキストハイライト(前半の試合内容)

画像は前半に撮影したプレー中の写真を使用し、文章に前半までの試合情報や前半の試合内容を簡単にまとめ記載し投稿していました。Player!に投稿した前半の詳細を簡単にまとめ、投稿していました。前半の大まかな内容を伝えることで

前半の流れをイメージしてもらうことが目的でした。

画像・テキストハイライト(試合終了後)

画像は撮影したプレー中の写真を使用し、文章に試合情報と結果、簡単な試合の総括を記載し投稿していました。試合終了後30分以内に投稿していました。Player!に投稿した試合の詳細を簡単にまとめ、投稿していました。試合を見ていない方でも簡単に試合の内容をイメージ出来るように投稿していました。

アルバム告知

画像はFacebookアルバム内の画像を使用し、文章に該当する試合情報とFacebookへ遷移を促す内容を記載し投稿していました。Facebookのアルバム機能を活用し、試合の写真を時系列で投稿していました。Twitterと連携することで多くの方に選手の試合中の表情を届けることが出来ています。

得点動画

動画は得点と得点までの一連の流れまでの動画を使用し、文章に該当する試合情報と得点者について記載し投稿していました。ファンや得点選手の友人に得点の瞬間を届ける

チーム・選手紹介に関する投稿

チーム・選手紹介に関する投稿では、9つの企画に分類されます。「選手紹介」「メディア出演情報」「進路報告」「鹿児島の話題」「学内の話題」「スポンサー情報」「OB情報」「練習風景」「4年生文集」に分けられます。

選手紹介

画像は紹介する選手の画像を使用し、文書に選手紹介の文章を記載し投稿していました。文章の文字数が多い場合は他のSNSと連携していました。

ファンの方々に選手のストーリーを伝える事で更に興味を持ってもらいたかったです。この事例だと、Instagramと連携することでTwitterからのファンの流入も図っていました。

メディア出演告知

画像は取材風景の写真を複数枚使用し、文章に取材の概要とメディアの情報を記載し投稿していました。メディアで取り上げてもらう機会は少ないので、ファンの方にはどうしても伝えたかったです。メディアに取り上げてもらう事によって、私たちが気づかない視点でサッカー部の魅力を伝えてもらうことが出来ました。

鹿児島の話題

投稿は主に引用リツートや鹿児島のニュース記事です。フォロワー、選手の保護者や友人の中には鹿児島県外に住まれていることが多く、大学のある鹿児島について知ってもらうために投稿していました。また、鹿児島の方にアプローチすることも目的でした。

学内の話題

投稿は主に鹿屋体育大学の部活動の投稿の引用リツイートです。他の部活との繋がりを強化し、部活動の垣根を超えた関係性を構築するきっかけを作ること、またお互いが応援し合う関係性を作りたいと思っていました。

練習風景

画像は練習中の写真を使用し、文章にその練習内容やチームの雰囲気を記載し、投稿していました。試合と違った選手の一面を伝えることで、ファンの方にサッカー部を更に楽しんでもらいたかったです。

4年生文集

画像は紹介選手の写真と文章を記載した画像を使用し、文章に選手紹介を記載して投稿していました。4年生が自分自身の大学生活を振り返ることで、大学スポーツでどんな経験が得られたのか伝えています。ファンの皆様に選手がどのような4年間を過ごしてきたか伝えることはもちろん、大学でスポーツを続けようと思っている学生にファンの皆様に選手がどのような4年間を過ごしてきたか伝えることはもちろん、大学でスポーツを続けようと思っている学生の進路決定の参考になればと考え投稿していました

最後に

何より、運用するプラットフォームの特徴を理解した上で、コンテンツを考えていくということが大切です。

必ずチームの特徴や個性があると思うので、それをTwitterを通して伝えていくことで応援してくれる人を増やしていきましょう。
もし、その特徴に気づけない場合やその特徴をどう伝えていけばいいか分からない場合は他の大学やプロのチームがどのような投稿をしているか観察してみることをお勧めします。自分のチームにあった運用法を考えていくにあたって他のチームを参考にすることはとても重要なことです。もちろん、他チームの真似をするだけでは、自分たちのチームの魅力を伝えていくことは、難しくなってしまうかもしれません。しかし、本記事で説明したような視点で他のチームの投稿を分析してみると、自チームで参考にできるような投稿や企画が見えてくるはずです。


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