怖がりすぎる必要なし!SNSで失敗しない為に今すぐできるリスクマネジメント
この記事でわかること
・アスリートの周囲にあるSNSでのリスク・SNSで失敗しないために今すぐできること
アスリートの周囲に潜むリスク
引退の瞬間
みなさんは競技生活が終わる瞬間を想像した事はありますか?
最後の大会の、最後の試合が終わった時。最後の練習が終わった時。苦楽を共にした仲間と共に幸せを感じて引退したい。そう思う人が大半でしょう。
しかし、そんな形の満足いく最後の瞬間を迎えられる選手もいれば、全く思いもよらなかった形で、自らの意思に反して競技を辞めなければならない、そんな時が訪れる可能性はゼロとは言い切れません。
アスリートの周囲に潜むリスクって?
アスリートの周りには様々なリスクが潜んでいます。ドーピングのリスク・怪我のリスク・スポーツ賭博のリスク・八百長のリスク・そしてSNSのリスク。
これらのリスクは必ずしもプロアスリートに限った話だけではなく、学生アスリートであっても、競技生活を送る中で、このような様々なリスクが周囲には潜んでいることを認識する必要性があります。
今回はその中でも、SNSのリスクとどう向き合い、そのリスクをどうマネジメントしていくかについて考えていきましょう。
SNSでの失敗例
失敗事例はいくらでも…
SNSでの失敗談は枚挙に暇がない。
最近の話だけでも、
●唐揚げを床に……ビッグエコー店員の不適切動画“再炎上” 第一興商、改めて謝罪(ITmedia NEWS)
●【動画】人気寿司チェーン『くら寿司』の従業員が捌いた魚をゴミ箱に廃棄しそれを拾う行為を動画撮影 炎上まっしぐら(ニコニコニュース)
など、本当にキリがないほどの失敗事例が存在します。
いずれのケースも個人に対して批判が集中したのはもちろん、背後にある企業の対応を巡ってもしばしば批判が起きました。
このようにSNSでのトラブルはもはや個人の問題と割り切ることができなくなっており、スポンサーや所属大学自体の価値が失われてしまうと言う話にまで発展をしてしまいます。
炎上を避けるために
では、炎上を避けるためには何ができるのでしょうか。
今すぐにでも取り入れて欲しい考えが「間を持つこと」です。
先に挙げた失敗事例は大抵が、その場のノリ、軽はずみな気持ち、興奮した状態による投稿によって引き起こされていました。
つまり、いずれのケースにおいても正常な思考状態だったとは言えない状態での投稿により、このような事態が引き起こされていました。
逆に言えば、正常な思考状態で判断を出来ていれば、炎上の可能性をなるべく下げることができると言えます。
SNSにおける魔の時間帯
そのために意識したいのが「魔の時間帯」です。
危険な時間帯とは、試合直後など競技に関して自身が興奮の絶頂にあるタイミングや、就寝直前の寝ぼけてしまったタイミング、また飲酒をした後や食事の前後などついぼーっとしてしまいがちなタイミング、などが魔の時間帯と言えます。
このようなSNSにおける魔の時間帯を避けるだけでも、リスクのコントロールとして一定の効果が発揮できていると言えますが、これにもうひとつプラスして「間を持つこと」を取り入れてみましょう。
間をコントロールしよう
魔の時間帯を避けて、平常心でSNSを投稿しようとする際、「間を持つこと」により下記のようなポイントを意識してみると良いでしょう。
・他者を不快にさせるような内容になっていないか
・社会通念上間違ったことをしてしまっていないか
・差別的な表現や放送禁止用語は含まれていないか
・スポンサーや大学などステークホルダーに不都合な内容になっていないか
・嫉妬や妬みを買うような内容になっていないか
・誤解を生んでしまうような内容になっていないか
これらのポイントを投稿前に考える間を持つことによって、炎上のリスクは更に低くすることが出来るでしょう。
まとめ
SNSは効果的に活用することで、選手自身の価値を高めることができる一方、自身が正常な状態でない中で乱雑に扱ってしまうと選手としての価値を下げ、場合によっては自分の意図しない形で競技人生の幕切れとなってしまったり、さらに大きい話になると、チームの活動停止やその競技自体の信用度低下にもつながったりする可能性もあります。
だからこそ先に紹介したような、「間を持つ」ことを念頭に置きSNSを使うことで、そのリスクをコントロールし、SNSを味方につけていってもらいたいと思っています。
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